技術書典7の新刊のご紹介です。
※この記事を書いている時点で既に「技術書典7」は終了していますが、記録として掲載します。
技術書典7
2019年9月22日に開催されて技術書典7に出展しました。技術書サークル「What’s Up People」のメンバーとして出展しました。
こちらの技術書典7が技術書典初出展であると同時に技術書の執筆も初めてでした。
新刊発表
技術書典7での新刊として
『エンジニアのためのフロー体験入門』
を出展致しました。
書籍の特徴
本書は何か作業に没頭する状態「フロー(ゾーン等とも呼ばれる)」をエンジニアの成長に活かすことをテーマに考察した内容となっています。
フロー研究の第一人者であるミハイ・チクセントミハイの著書をもとに、エンジニアの活動の中でフロー状態を起こし、気持ちよさを感じながら効果的・効率的にエンジニアとして成長するための方法を考察しました。
頒布サイト
技術書典7が終了している現在、BOOTHにて頒布しております。
どうぞよろしくお願い致します。
紙の書籍と電子書籍(PDF)の両方を取り扱っています。
まえがき
※書籍のまえがきを掲載します。
これをお読みになる皆様は普段の仕事や家事の時間、あるいは趣味の時間の中で目の前の作業に没頭することはありますでしょうか。 ここで言う没頭とは、明確なゴールや目標に向けて目の前のことに完全に集中し、時間を忘れながら取り組んでいる様な状態のことです。 スポーツの経験がある方なら、ゲームのプレイ中にこの様な感覚を覚えたことがあるかもしれません。またはテレビゲームへの没頭がもっと身近でしょうか。
この感覚は心理学のある分野で「フロー」と呼ばれています。「フロー」を普段の生活の中で聞き馴染みのある言葉で言い換えると「ゾーンに入る」や「無我夢中」といった表現で表されます。 このフローという状態は心理学者ミハイ・チクセントミハイによって提唱され、様々な研究者によっても研究されています。 人はフローの状態を体験することによって幸福感を感じる事ができ、その体験を通して自己が成長すると言われています。 このフローの状態を経験したことがある方であれば、フロー体験を振り返ると幸福感、充実感、気持ちよさを覚えてはいませんでしょうか。
フローの理論は人生全般のとても広い範囲の事柄について言及されます。人生における成長や幸福はとても大切なことに違いありませんが、テーマが大きいため少々扱い辛く、実際の行動としてどうしていいか分からなくなってしまうところがあります。 このため本書ではフロー体験を「エンジニアとして気持ちよくなる」、「エンジニアの成長に繋げる」というエンジニア目線のテーマに絞って解釈・考察し、この内容をご紹介します。 本書が皆様のエンジニアとしての成長、そして気持ちよくなることの一助になれば幸いです。
コメント