子供向けマイコン「chibi:bit」を使ったプログラミング/電子工作作品をご紹介します。
小学生のプログラミング教育が話題になっている今、夏休みの自由研究課題や工作作品として親子で取り組んでみてはいかがでしょうか。
夏休みはプログラミング体験をしよう!
今年も夏休みの季節になりました!
小学校でのプログラミング教育が話題になっている今、夏休みに親子でプログラミング体験をしてみてはいかがでしょうか?
でも、「プログラミングって何から始めていいかわからない」という人も多いと思います。
そこで、今回は子供向けに作られたコンピュータ「chibi:bit」を使って、プログラミングをしてセンサからデータをとったり、LEDを光らせたりできるウェアラブルデバイスの作品の作り方を紹介します。
プログラミングの勉強をしながら、作品を形にすることができるので、夏休みの自由研究/工作にオススメです!
chibi:bitってなに?
はじめに、この工作の主役である「chibi:bit」について簡単にご紹介します。
小さなコンピュータ
「chibi:bit」は「チビビット」と読みます。
イギリスで子供の教育向けに作られた「micro:bit」というコンピュータがもとになっています。
これを日本向けに改良したものが「chibi:bit」です。
小さな電子基板に、LEDやスイッチ、センサ等がのっていて、それらを動かす小さなコンピュータものっています。
簡単にプログラミング!
このchibi:bitは、USBケーブルを使ってパソコンにつなげることができます。
そして、パソコンでプログラミングをして、プログラムをchibi:bitに入れると、自分が作ったプログラムでchibi:bitを動かすことができます!
プログラミングと聞くと難しそうなイメージがありますが、chibi:bitは簡単にプログラミングできる工夫があります!
この様な画面で、ブロックをつなげるように簡単にプログラムを作ることができます。
Scratchとの違いは?
子供向けのプログラミング勉強では「Scratch(スクラッチ)」が有名です。Scratchはブロックのようにプログラムを組み合わせて、パソコンで動くゲーム等を作れます。
つまりパソコンの画面で動くプログラムが作れるわけです。スマートフォンのアプリに似ていますね。
chibi:bitはちょっと違います。
chibi:bitはパソコンの画面で動くアプリは作れません。
でも、そのかわりにLEDを光らせたり、電池で動くデバイスが作れたりします!
これはスマートフォンのアプリではなく、スマートフォンそのものを作ることに似ていると思います。
センサを使ってコンピュータを動かすことはロボットを動かすことにもつながります。
プログラミングと一言で言っても、タイプがちょっと違うんです。
Scratch:パソコンやスマートフォンのアプリ、ゲームなど
chibi:bit:スマートフォンそのもの、ロボットなど
興味があるプログラミングはどちらでしょうか?
ウェアラブルデバイスを作ろう!
さて、今回はこの子供向けマイコンchibi:bitを使って、ウェアラブルデバイスを作ります!
ウェアラブルデバイスというのは、腕時計等の様に身に付けて使える電子デバイスのことです。
パソコンで動くプログラムと違って、簡単に持ち運ぶことができます!
電池で動くchibi:bitだからこそ作れます!
材料と道具を揃えよう
ウェアラブルデバイスを作るための材料は、主役のchibi:bit以外は100円ショップでも揃えられるものを選びました。
【材料】
- chibi:bit(今回の主役)
- ダンボール
- 厚紙
- 万能接着剤
- 布用接着剤
- 粘着テープ(セロハンテープ等)
- アクリル絵の具(スプレー等でもいいです)
- ゴムバンド
- 面ファスナー,マジックテープ(両面テープが付いているもの)
- スマートフォンのポータブルバッテリー
- USBケーブル
【道具】
- ペン、又は鉛筆等
- 筆(絵の具を塗るため)
- ハサミ
- カッターナイフ(取扱い注意)
chibi:bit
最初に、主役となるchibi:bitです。こちらはAmazon等のオンラインショップで買うことが出来ます。
ダンボール
ダンボールはウェアラブルデバイスのケースに使います。
お家にある適当な物を選びましょう。
chibi:bitをAmazonで買ったら、chibi:bitが入っていたAmazonのダンボールがいいでしょう。
厚紙
これもウェアラブルデバイスのケースに使います。100円ショップで手に入ります。
万能接着剤と布用接着剤
こちらもケースを作るために使います。
布用接着剤は100円ショップの手芸コーナーで見つかるでしょう。
粘着テープ
これはお家にあるセロハンテープでも良いと思います。
ダンボールにフタをする時の大きめの粘着テープでも良いでしょう。
アクリル絵の具
こちらはウェアラブルデバイスに塗る絵の具です。好きな色を選びましょう!
オススメはアクリル絵の具です!
乾いたら水をはじくようになります!
スプレーでもいいでしょう。
ゴムバンド
ゴムバンドは手芸コーナーを探してみましょう。
幅が広いものがオススメです。
面ファスナー
面ファスナーも手芸コーナーで見つかるでしょう。
裏面が粘着テープになっているものを選びましょう!
ポータブルバッテリーとUSBケーブル
これらの2つは、chibi:bitを動かすために使います。
ポータブルバッテリーの電気でchibi:bitが動きます!
USBケーブルは、chibi:bitのプログラミングでも使いますので、chibi:bitとセットで買っても良いでしょう。
100円ショップに売ってるUSBケーブルには、「充電用」と「データ通信用」がありますが、「データ通信用」を買いましょう。「充電用」ではプログラミングをすることができません。
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ウェアラブルデバイス本体の作り方はPart 2で!
材料がそろったら、さっそくウェアラブルデバイスの本体を作っていきましょう!
本体の作り方はPart 2に続きます!
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