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初心に返る小学生時代の電子工作の思い出

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雑記

自分の小学生時代の電子工作の思い出と、そこから考えたことについて語ります。

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帰省によって見えた時の流れ

先日のこと、自分の実家(故郷)に帰省しました。

約2年ぶりの帰省。

久しぶりに帰って自分の部屋に入ると、そこは家族の物置と化しながら自分が最後に入った時から時間が止まっていました。

電子工作に限りませんが自分が作ったものが散乱し、本棚にはホコリの積もった本が並んでいました。
足の踏み場はほぼ無い。

物置と化した部屋に呆れながらも、なんだか懐かしく感じました。
幼稚園,小学生,中学生と子供の頃を過ごしてきた場所です。

自分はあの時ここで何を考えていたのか。

なんて、現在から遡ってなぜ(どんな道を通って)今の自分があるのかを少し考えました。
いわゆる「ルーツを探す」とか言って感傷的になるやつです。

小学生時代の電子工作の思い出

今の自分はと言えば電子工作を趣味として掲げてハンダゴテを握っているわけですが、そういえば小学生の頃から電子工作が好きだったなぁなんて思い出し、当時のものを探しました。

色褪せた本

この色褪せた本は、小学生当時親に買ってもらった本です。
今はもう絶版でしょうか。

様々な電子工作キットを使った作例が載っています。

買った時のことは覚えておりませんが、当時電気で動くものを作りたくて買ってもらった様な気がします。
この色褪せた感じが感傷的になるポイントかもしれませんが、ただ単に保存状態が悪かっただけです。

ウソ発見器

当時作った基板も1つだけ見つけました。

ウソ発見器」です。

「ほんと」「うそ」と書かれたパネル(基板)を両手でそれぞれ触るとアナログメーターが動くものです。

なんだか、今見るとハンダ付けが下手くそで微笑ましいです。
「うそ」のパネルなんかコードがブチ切れてるし。

他にもCdSセルで光の強弱をみて、その強弱を音程に対応させるテルミンなんかも作りました。
テルミンは夏休みの自由工作作品として筐体まで作ったのに、捨てられてしまったような気配…。

父親は当時のことを覚えていて、地元でキットを販売しているお店を探して一緒に買いにいった時の話をされました。

自分で考えたものを作りたい

当時のことを思い出せば、キットを作ることを楽しみながらも、どこか物足りなさを感じていた記憶があります。

キットの説明書には作り方が載っていて、その通りに作れば完成するし達成感もそれなりにあるんだけど、結局ただ組み立てただけ。
小さいころからプラモデルが好きだったけど、その延長の様な感覚です。
接着剤じゃなくてハンダになっただけ。

また、説明書には回路図が描かれているんだけど、それを見ても当時は何もわからないわけです。
ギザギザした記号が並んでいる様に見えていたことを思い出します。
ここにもどかしさを感じていた記憶があります。

キットを作るのではなく、自分で部品を組み合わせて好きなものを作りたいなぁと考えていました。

この時の気持ちが、今の自分に少なからず繋がっている気がします。
深いこと知りたくて何かと低レイヤのことを勉強したがるあたりなど。

勉強できているかは別ですが。

初心を思い出す刺激

現在は東京に住んでおりますが、今まで帰省に対して積極的ではなく、自分の時間をつくるために帰省してる暇なんか無いなんて思っておりました。

しかし、ひと度故郷に戻ってみるとなんだか刺激というのか考えることが色々とあって考えが変わりました。
定期的に帰ろうと思いました。

小学生の頃まで(或いは更に前まで)遡って色々と考えをめぐらせ、初心を思い出す良い機会になったと思います。

作りたいものがあるから作る気持ち」と言いましょうか。

あの時純粋に楽しくてやっていたことと、その気持ちを思い出し、今それらを昇華させたら何か良いものに繋がりそうな気がします。

父親から見た電子工作少年

父親は今の自分が電子工作が好きなことを知っているわけですが(ニキシー管を見せびらかしてるし)、この帰省のタイミングで小学生時代の電子工作の思い出を懐かしんでいるなんて話を父親にしたら、

「(今の自分を見て、)当時からそんなに電子工作が好きだなんて思ってなかったもんなぁ。当時あまりキットを買ってくれなんて言わなかったからなぁ。親に遠慮してたのかね。」

なんてことを言われました。なんだかしみじみとしてしまいます。

でもねお父さん、当時の息子はお年玉全額をゲームを買うことに使っていました。


帰省して得た刺激は血となり肉となり。

これから当分の間はモチベーションが保てそうです。

それではまた。

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