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肩こりとエンジニアリング : 序章

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日記

エンジニアにつきものである肩こりとの闘いの記録、その序章です。

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デスクワークの困りごと : 肩こり

エンジニアにつきものと言いましたが、ここでいうエンジニアとは主にPCに向かってキーボードを武器にデスクワークをする人々を指しています。

エンジニアに限りませんが、このようにデスクワークをしている方々の中には肩こりに困っている方が多いのではないかと考えています。

私もそのひとりです。

インターネットで調べてみると、キーボードを叩く時の姿勢が原因で肩こりになりやすくなってしまうとのこと。確かに、自分の姿勢に意識してみると、「長い時間同じ姿勢で」、「肩が前の方に出て丸まる」姿勢になってしまっています。

肩が前の方に出て丸まってしまうことは「巻肩」と呼ばれていて、肩こりの原因になると言われています。

また、個人的な癖で考え事をする時に「デスクに頬杖をつく」姿勢になってしまうことが多く、これもまた巻肩のような姿勢で肩こりに拍車をかけています。

肩こりの悪化

姿勢が悪いことはわかっていても、なかなか矯正することが難しいです。時々意識して姿勢を直しても、直ぐに悪い姿勢になってしまいます。

そんなことを続けていると、だんだん肩こりが悪化してきました。

すると肩こりから「頭痛」と「吐き気」を催すようになってきました。

痛すぎて生活に支障がある時は市販の痛み止め薬を飲んでなんとかしていました。でもこの場当たり的な対処方法がいいわけは無いので、肩こりを根絶することが一番です。

鍼灸に通って調子が良くなる、が

肩こりが痛すぎてどうにかしたいと思っていたところ、今年になって鍼灸の先生を紹介していただいたので人生初めて鍼灸の治療を受けることにしました。

すると、これがかなり痛みが改善したのです。

月1回治療を受けて数ヶ月経ちますと、当初10あった痛みが2くらいになって、次の治療までの間に悪くなったとしても5くらい。全体的にかなり改善しました。

鍼灸ってすごいなぁ。

先生に腕を引っ張られながら足で私の脇のあたりをゴリゴリされるのが、悶絶しますが効きます。

でも、前述のように痛みが2になっても0ではなく、あとの2をなんとかして0にしたいのです。これはやはり自分の普段の生活で肩こりを予防するしか無いと考えました。

肩こりとエンジニアリング

頬杖を気付かせるスマート(?)ウォッチ

ここからやっとエンジニアリングが出てきます。

悪い姿勢を自分でなんとかするにも意識的に姿勢に気づくってのは難しいので、テクノロジーを活用することにしました。

まず最初に考えたのが、頬杖の癖を矯正する目的として「頬杖を気付かせるスマートウォッチ」です。

M5StickC Plusを使用し、これにバイブレーションモーターモジュールを接続して作りました。

モーターの回転部分が露出していて危険です。なぜこの設計にした。

M5StickC Plusは6軸センサがついているので、これを腕に取り付けると腕の角度がわかります。これを利用して腕の角度が上方向を向いたときにバイブレーションモータを動かします。

つまり頬杖をついているとブルブルっと震えて教えてくれます。

ちなみにプログラムはUIFlowというヴィジュアルプログラムのツールを使ってみました。個人的には慣れと操作性の問題でC言語のほうが良かったかも。

肩こり防止ウォッチは半分ネタとして作ったんですがそこそこ役に立ちそうでした。

でもボツ。

電池が全然もたないから。。。。

分割型キーボード

頬杖はとりあえず置いといて、次にキーボードを叩くときの姿勢をどうにかすることにしました。

キーボードと肩こりの関係についてインターネットで調べると高確率で目にするもの「分割型キーボード」

憧れはあったけどキーボードとしては高価な部類でなかなか買う勇気がなかったこのキーボード。

肩こりのためにとうとうこれを買う日がきました。

会社のデスクでこんな感じ↓

使ってみてどうだったか???

これは素晴らしい。

肩が開いた自然な姿勢で作業を行えるので、とても肩が楽です。

もっと早く買えばよかったかも。

ちなみにこのキーボードは「7sPro」というもので、半自作のキーボードです。キットで販売されているので自分でハンダ付けして組み立てます。

遊舎工房のオンラインショップで買いました。https://shop.yushakobo.jp/products/7spro

キースイッチは静音タクタイルです。1回も触ったことはなく、勘で選びました。勘で選んだけどいい感じ。

7sProの購入と組み立ての話はまた別の機会にしましょう。

分割型のキーボードで肩こりの痛みは2から1くらいに減り、そこから悪化しても3くらいという感じ。全体的にかなり改善しました。

価格のこととかブラインドタッチしないといけないとか色々あるけど、肩こり対策にオススメです。

キット販売されているキーボードを組み立てただけでエンジニアリングか?というのは、大目に見てください。

肩こりとの闘いはまだまだ続く

分割型のキーボードでかなり改善したものの、痛みはまだ0ではありません。

頬杖をつく癖や肩に力が入ってしまう癖等、改善するべきことがまだまだあり、今回ご紹介したものは肩こりとの闘いの序章です。

今はAIカメラを使って姿勢の癖を改善する仕組みを作れないかなぁと妄想しています。

次章でまたお会いしましょう。

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