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レーザーハープを自作する。(Part 4 : Moco導入編)

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Atmel_FLIP Arduino

前回の記事では、ArduinoからPCへMIDI信号を送信するプログラムを考えました。

今回は、ArduinoをMIDIコントローラーに変えるために必要となる
Mocoの導入方法について書きたいと思います。

[前回の記事]レーザーハープを自作する。(Part 3 : プログラム編)

レーザーハープを自作する。(Part 3 : プログラム編)
前回の記事では、レーザーハープの電子回路を考えました。 また前回の記事からだいぶ時間が経過してしまいましたが…、 今回はArduinoに接続した電子回路を使用した上で、 ArduinoからPCにMIDI信号を送るプログラムについて書きたいと...
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1. Moco導入の下調べ

Mocoを導入する必要があることはわかったけど、じゃあ具体的にどうするの??
ってことですが、自分は最初ココらへんのことがよくわかりませんでした(-_-;)…。

しかし、導入方法について詳しく説明されているサイトがありましたので、
大変参考になりました。感謝申し上げます。

参考:Dm9 Records – Moco For LUFA ,
http://www.dm9records.com/index.php/tips/arduino/moco/

MocoをArduinoに導入する際に、
インストールする環境としてWindowsとMacintoshでは違いがありますが、
今回は比較的ハードルが低いWindowsを使用した導入方法について書きたいと思います。

2. Moco導入の手順

2.1. 必要となるもの

Moco導入に必要となるものを以下に示します。

  • MocoのHEXファイル (Moco本体)
  • Windows PC(今回はWindows7)
  • ATMEL FLIP (Moco書込み用ソフト)
  • Arduino UNO本体

MocoのHEXファイルは、以下のサイトから手に入れることができます。

GitHub – mocoLUFA (MIDI firmware for Arduino Uno) ,
https://github.com/kuwatay/mocolufa

ATMEL FLIPは下記サイトから手に入れることができます。
インストールしておきましょう。

ATMEL – FLIP ,
http://www.atmel.com/tools/FLIP.aspx

ATMELはMicrochipに買収されたことによりダウンロードリンクが変更されました。下記の記事をご覧ください。

Atmel-FLIPのダウンロードリンクについて
Atmel製の「FLIP」のダウンロード先リンクについて、現時点でのメモです。

Arduino UNOはネットで簡単に購入できます。

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2.2. ArduinoをDFUモードでPCに接続する

それでは、実際にArduinoにMocoを導入します。

まずは、ArduinoをDFUモードでPCに接続します。

ArduinoをDFUモードにするために、基板上のピンをショートさせます。
ショートさせる箇所は、写真の2本のピンをジャンパーピン等でショートさせます。

Arduino_DFU_pinこの赤丸で囲ったピン2本を…、

Arduino_DFU_shortこのようにジャンパーピン等でショートさせます。

ショートさせましたら、そのままUSBケーブルでPCに接続します。
PCに接続し、Arduinoの電源がONになったら、ジャンパーピンを取りましょう。

Windows7のデバイスマネージャーで表示を見てみます。

DeviceManager_ATmega16U2このように、「ATmega16U2」等の名前が表示されます。

※注意
ここで、もしPCにうまく認識されない場合、チップ(ATmega16U2)の
ドライバがPCにインストールされていないことが原因だと考えられます。
(自分はここでつまずきました(-_-;) )
この場合は、Atmel FLIPのインストールフォルダを検索対象として
ドライバを探し、インストールしましょう。
これで認識されるはずです。

2.3. Mocoの書き込み

それでは、Mocoの書き込みを行います。

Atmel_FLIP

上の画像で①と表示しているチップのアイコンをクリックして、
先ほどデバイスマネージャーで確認したチップを選択します。
ここでは「ATmega 16U2」です。

次に、②と表示しているUSBケーブルのアイコンで
USB Port ConnectionをOpenします。

チップに接続できましたら、
[File] → [Load HEX File…]でMocoのHEXファイルを選択します。

あとは、画面左下の「Run」をクリックすると
書き込みが行われます。

書き込みが終了したら、一度ArduinoをPCから外し、
再度接続しましょう。
(この時にピンのショートはいりません。)

そして、デバイスマネージャーを確認すると、
「サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー」の一覧に
「MIDI/MOCO for LUFA」
と表示されました。

これでArduino UNOはMIDIコントローラーになりました!

以上で、Mocoの導入は完了です。

これで、レーザーハープはほぼ完成したようなものです。

次回はレーザーハープ自作の最終段階として、
実際に動かします。

次回もどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m


[次回の記事はこちら]

【最終回】レーザーハープを自作する。(Part 5 : 動作確認編)
前回の記事では、ArduinoへのMocoの導入方法を書きました。 いよいよ、今回はレーザーハープの動作確認を行います。

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